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引退後の生活?
約1年前の平成20年10月鴨川市に古民家を借り移住しました。
それまでは、印西市に住んでいましたが、「引退したあと何がしたいか」「したいことがあるか?」と二人の会話の中で、自分は趣味として「パラグライダーがやってみたい」という意向があり、鴨川市にあるパラグライダーゲレンデ通いがはじまりました。



妻は、友人と絵を描くことが趣味の為、大山千枚田を訪れ、その魅力に心を奪われ、鴨川への移住を決心。
大山千枚田のオーナー制度に参加し、地元との絆を築き、その中で貸家が借りられるという幸運に恵まれ、夢をかなえることができました。

夢をかなえ、趣味に勉強に…
現在、鴨川市ふるさと回帰支援センターが開催しています「いきいき帰農者セミナー」に参加、農業に関する勉強をしています。妻は公民館活動に積極的に参加し、充実した生活をしています。
将来的には、自由な時間があるので、自分たちの手で家を建てるのが夢です。
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セミナーや趣味を通じて知り合った方々との交流が日々を楽しくしています。
野菜作りのことや生活面にと互いに情報交換をしたり、遊んだりすると、新たな友人や環境が、子育て後の人生を豊にしてくれているのは確かです。
住み慣れた所を離れるのは勇気も必要ですが、とりあえずロングステイから始めてみるのも一案ではないでしょうか。

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「自給的生活を始めました」
鴨川の西方、房総のチベットと呼ばれている平塚に居を構えて。今年の7月で早2年が過ぎようとしています。春の訪れは今年もマイ田んぼの畦切りから始まりました。

そもそも…
思えば、私が鴨川に通いだしたのは2000年の6月からです。鴨川自然王国の会員になり、月1回のイベントには、夫婦で参加して来ました。が、当時は自分たちが住むことになろうとは思ってもいませんでした。
気持ちが動いたのは、何年かたった夏の日です。汗びっしょりになった作業終了の帰り道、心の開放感が体全体を包みました。その時、やってはいけるのではないかと思いました。

家を建てる
「いい家は無垢の木と漆喰で建てる」という本がありますが、正に我家はこれです。家を建てようと思った時に、間に立ってくれた地元の人に、今の所を紹介され、妻が気に入り決定しました。ここまで約3年かかりました。
家は“大山千枚田保存会”の事業でやっている「家作り体験塾」に頼みました。材料は殆ど地元千葉産の杉の木、壁は竹木舞を編み込んだ漆喰です。夏はクーラーいらず、冬は薪ストーブが活躍してくれます。

地元デビュー
私の住んでいる地区は16軒です。始めから受け入れてもらいました。年に数回共同作業がありますが、皆さん和気あいあいで、その後の慰労会も楽しみの一つです。
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◎ 土地は1年以上通った方が、日照、風等の自然環境等がわかると思います。
◎ 家は小さくても、出来れば無垢材の方が安心して生活出来ると思います。
◎ 地元の人は、皆さん良い人が多いです。会費は都会よりはどこも高目ですが、
  家計に響く程のことはないと思います。

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平成15年7月の定年を見据え農的生活をする為の移住を考え岩手県、山形県、茨城県や山梨県小淵沢、長野県軽井沢等を見て周り、中でも山形県高畠町の環境が素晴らしく、ラ・フランス、りんご園がついて好条件の物件に魅力を感じていましたが、冬の積雪が2mあると聞いてあきらめました。

鴨川を選ぶ
鴨川を選んだ理由としては、東京や、子供が住んでいる横浜に近いこと、気候が温暖であること、趣味の海釣りが出来ること、また農的生活をするための環境が整っていることで決心しました。
当初、妻は移住することには反対でしたが、田園風景と自然に囲まれた環境に納得してくれました。

充実した農的生活
現在の生活は、米、野菜、果樹(温州みかん)、手作りの温室での熱帯果樹(パッションフルーツやマンゴー)の栽培や、地元の炭焼きグループに参加して充実した農的生活をしています。妻も「花味結」という食と農の体験工房で活動しており、自分にあった、やりがいを見つけ充実した生活を送っています。
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「自然に憧れて」とか「立地条件に恵まれている」というだけで移住するというのでは、1〜2年ぐらいはめずらしさもありよいと思いますが、すぐに飽きてしまうと思います。「自分はこれをやりたい」という目的意識を持って移住することが重要と思います。
また、慎重に考えすぎては、なかなか決心がつかないので、ある程度の要件を満たせば、思い切って移り住むのが良いと思います。

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鴨川市の里山に移住して8年になります。
春ですとウグイスの鳴き声で目覚め、朝日の中で朝食をとっています。里山は静かで空気にさわやかな草の香りがあるように思えます。

東京暮らしで…
東京に勤務していた頃、夜9時過ぎに満員電車で帰宅する生活は、ちょっとおかしいのではないか。ここは稼ぎと子育ての場で、それが一応クリアされれば住むとこじゃないなとか、
職場では電子工学やマイコン制御の基礎を教える仕事をしていて知識の上澄みをギリギリ突き詰める感じ。このままでは体も心もおかしくなるのではないかと。土にふれる生活が心身ともに元気にしてくれるという予感がありました。それで一転して今では田舎暮しです。

少しずつ生活を広げて…
まず、住む場所を決め。小さな家を建ててもらい遊び心と好奇心で少しずつ生活を広げていきました。工房を手作りし、畑を耕し小さな田んぼを借り、シイタケを楽しみ、鶏を飼う。またヘタクソな絵を描き、静かな林道でジョギングをし、時にはボートを出して海で釣りをする。

私の目ざすもの
今何となく目ざしているのは「環境を汚さず持続可能な農(業)」への回帰です。草には除草剤、虫や病気には農薬がきわめて有効ですが、これは使わないと。
22世紀には石油がもう枯渇してジャブジャブ使えないでしょう。ガソリンで動く耕運機も田植機もスクラップになっているでしょう。孫の孫の世代は江戸時代の農に帰ることかも知れません。
そんなことを考えながら無農薬、手植え、手で虫や草を取って稲を育てています。これが楽しいのです。
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移住を考えている人にアドバイスがあるとすると、隣近所のお百姓さんにお師匠さんなってもらうことでしょう。すごい知識と腕をもっている人達です。