四方木、いい所ですねぇ≪ふるさと鴨川通信No.130≫

2017年11月22日

今年も残すところあと1か月半。全国的に気温が下がって、そろそろ冬の到来を感じる季節となりました。
帰農者セミナーも今年度第14回目。しかし、前日の天気予報では朝から雨で、お昼前後には大雨の予報。
畑での作業は難しいと思われ、前日にニンジンとスティックブロッコリーをお土産用に収穫しておきました。

 

そして当日。なんと雨は降っていません。
予報も変わり、なんとか午前中は畑で作業が出来そうなので、先生お二人と相談して、圃場に出て収穫、片付け、播種の作業を行うことにしました。
内容は
・白菜、カリフラワー、抑制カボチャ、風よけ用で植えていたトウモロコシの収穫
・シカクマメの片づけ
・スナップエンドウの播種、結球レタスの鉢上げ
です。

つぶさないように触って詰まっているものを選び、1人1個収穫します。
出荷調整作業。外側の葉を落とし、お尻の芯に切り込みを入れることで成長を止めます。
カリフラワーも食べごろの大きさ
こちらも出荷調整。運びやすく、かつ中身が傷まないように葉を少し残してカット。
シカクマメの片づけ。たくさんの実を収穫することができました。
抑制カボチャと風よけ用トウモロコシ。
カボチャを栽培していたところを草取りし、
管理機で耕耘して
畝を作ります。鍬の使い方も教えてくれます。スナップエンドウを播種。

やはり、畑での収穫や作業をやらないと、セミナーの内容的に物足りなくなってしまうので、本当に作業ができてよかったです。
今回初めて参加した方も、とても積極的に作業に加わってくれて、初体験の作業を楽しんでいらっしゃいました。
スナップエンドウの播種が終わったところで雨が少し落ちてきたので、レタスの鉢上げは吉尾公民館のピロティに移動して行いました。

根を傷つけないように鉢上げ
鉢上げ完了
作業後、復習と補足説明

 

 

そして、午後は予定通りに四方木地区の「したなおい」に参加。
「したなおい」とは、これまでセミナーにも数回参加してくれた四方木地区担当の地域おこし協力隊員を中心に地域住民の方々が取り組んでいる事業です。
地域おこし協力隊による活動や四方木の様子はこちらのページをご覧ください。



非常に自然が豊かなこの地域には、たくさんの紅葉スポットがあり、これから一番の見ごろを迎えます。今年は台風の塩害があり、不動滝や白岩は例年通りとはいかなそうですが、紅の里は被害も少なく大丈夫だそうです。

見ごろはこんな感じです。

 

「したなおい」の会場に到着。
まずは、ご挨拶して地域の方とご対面してから、さっそく四方木の方々が用意してくれた昼食をいただきます。

この看板が目印です

四方木産のお米、長芋、ヤツガシラ、ダイコン、手作りこんにゃくなどを使った昼食のメニューは、「とろろご飯」と「特製四方木おでん」、そして「さしみこんにゃく」です!
四方木自慢のヤツガシラは、ほくほくでとっても美味しく、手作りこんにゃくも市販のものとは一味違う食感で、味がよく染みていて、これまたおいしかったです。
四方木では昔から各家庭でこんにゃくを作る文化があり、とてもおいしいのでお店と契約して卸しているところもあるそうです。

昼食前に一仕事。地域の人と一緒に、とろろを擂ります。
四方木では、とろろを作るときは、みそのスープを加えながら擂っていきます。
とろろご飯と四方木おでん
絶品さしみこんにゃく。醤油をかけていただきます
「したなおい」の取り組みの中で、空き家をリノベーションした建物
テーブルもいろいろな形に変形できるよう工夫されています。

お腹もいっぱいになったところで、続いては、市内の城西国際大学観光学部の先生や学生たちと一緒に作った四方木のPRビデオの上映会です。
地域の方が解説をしながら、四方木の魅力を伝えます。

四方木の景観、歴史、文化などを紹介

 

上映会も終わり、次のコンテンツは、山椒の木を使った「すりこぎ棒」づくりです。
自分の使いやすい太さの枝を選び、好きな長さに切って、持つところと擂る部分を電動ヤスリで削ります。あとは上の方に穴をあけて、ひもを通して作業は終了!
あとは大きさによって半年から1年ほど乾燥させれば、一生使える、世界にひとつだけの「オリジナルすりこぎ棒」の完成です。
胡麻すり用くらいのかわいらしいものから、特大のすりこぎ棒を作る方など、参加者皆さんの個性が出ていました。
自分で作ったすりこぎ棒の出来栄えに、皆さんご満足いただけたようで、お土産にお持ちいただきました。

地元の方から、簡単に作業工程を説明
まずは、用途や自分の手に合った太さの枝を選び、好きな長さにカット
こする部分を丸く削ります
穴をあけ
紐を通せばできあがり。あとは乾燥させます。

 

すりこぎ棒のクラフトワークの最中にも、「山でこんなのが採れるんだけど、何かに活用できないか」「栽培するには何が良いか」など、地域の方が先生や参加者と熱心にお話していました。

 

クラフトワークも終わり、今度は、お楽しみのおやつタイム。
この秋に穫れた四方木産のソバ粉を使ったガレットをいただきました。
ナッツとチーズを乗せた上に、四方木のモミジの花から集めたはちみつ(非売品)をかけます。
ガレットやナッツの香ばしさやチーズの旨味やしょっぱさ、そしてはちみつの甘さが口の中で合わさり、とってもおいしかったです!
元コックの参加者も絶賛で、特に、モミジのはちみつは買えるなら買って帰りたいと言っていました。

解散後、希望者だけで空き家見学もしました。雨の降る中、地域の方にご案内いただきました。

ガレットの写真を撮り忘れてしまいました💧


すばらしい素材がたくさんある四方木地区。
そして、地域の「おもてなし力」。
地域の方の頑張りと地域おこし協力隊や移住者による新しい風が合わさって、四方木がもっと活性化することを期待しています。

 

最後に参加者のご感想です。
「「植物の気持ちになって扱うように」という先生のお言葉にハッとしました。クワの入れ方など大変勉強になりました」
「農具や工具の使い方が勉強になりました」
「白菜の収穫適期の見分け方は、自分で触ってみることで、よく理解できました」
「とても素敵なセミナーで参加してよかったです。これからもよろしくお願いします」
「四方木地区の人たちの熱い想いが伝わってきました」
「たくさんお土産をいただき、ありがとうございました」
「盛りだくさんの内容、お土産をありがとうございました。真剣に話し合うこと、とっても大切だと実感しました。四方木のみなさん親切でありがたかったです」
「四方木の方々との交流、楽しかったです。山芋は全然うまくおろせず、皆さんの鮮やかな手さばきに見入りました」
「雨の中、空き家見学ご案内いただき、ありがとうございました。傘をお借りし、体調を崩されなかったか心配です。」
「四方木、いい所ですねぇ」

 

次回帰農者セミナーは、12月1日(金)です。集合場所は吉尾公民館。
予定は、タマネギの植付、サトイモの収穫などです。
詳しくはまた、インフォメーションでお知らせいたします。