大人も子供もすぐに仲良くなれるセミナー≪ふるさと鴨川通信No.140≫

台風5号発生。

週末の天気が心配されましたが、土曜日は雨どころか時折青空ものぞく晴天になりました。

 

今回のセミナーは、初参加の方4名、親子連れも二組参加、安房地域振興事務所の係長さんも移住施策の現場を体験したいとご参加いただき、36名の過去最多人数。安房農業事務所の普及技術員、セミナーのプロモーションビデオ撮影の方などゲスト、スタッフ含めると40人を超える大人数となりました。

 

圃場での進行がうまく回せるか心配ですが(笑)たくさんのご参加をいただき本当にありがとうございます。

 

 

さて、今日の作業は

 

・ジャガイモの収穫

・サツマイモ(6品種)の植え付け

・バジル、空心菜の定植

・トマトの雨除け設置

・カボチャ、スイカ整枝

・トマト、ナスの側枝整枝

 

の予定です。時間があれば有機たい肥の切り返しも行います。

 

 

まずは、セミナー室で先生から本日の作業の解説・講義です。

 

サツマイモの蔓を植え付けるときの角度によって収量が変わるんですね。どこにどうやって実が付くのか、実になるのが茎の部分なのか根の部分なのかなどを知ると、だからこうやって植えると良いんだと納得して理解できます。

 

などなど、各作業について座学でも生きた知識を学べます。そしてそのあとすぐにその作業を実習するので身につきやすく、実際にやってみると想像と違ったり、新たな発見や疑問が出てくるので、その場で質問。より理解が深まります。

 

講義のあとは、安房農業事務所の普及技術員さんから、鴨川在来種のエダマメ「鴨川七里」に関するセミナー開催のお知らせです。「鴨川七里」は10月下旬に収穫する晩生の品種で、「香り、七里に広がる」と言われるほどの豊かな香りと大粒のしっかりとした食感や甘みがが特徴的です。

 

エダマメで食べても非常においしいのですが、納豆や味噌などの加工品も販売されており、これも大変美味しいと好評です。

また、オーナー制度も展開されていますので、収穫体験もできて、貴重なエダマメをお得に手に入れることもできます。詳しくは次をご覧ください。

≪鴨川七里オーナー制度≫

 

次回のセミナーにも普及技術員さんが来て、七里について説明してくれる予定です!

 

 

座学も終わり、さっそく圃場へ移動し実習開始。

 

ジャガイモは、本来は2~3日間晴れた日が続いたあとに収穫するのがベストですが、すぐに食べるのであれば問題ないとのことで、半分だけ収穫します。

 

ジャガイモの区画は、土作りから始めた有機方式で栽培しています。昨年から、たい肥と稲わらともみ殻を積み上げ、発酵させた有機たい肥を作って、その区画に混ぜ込み、農薬も化成肥料も使わずに、ぼかし肥などの有機肥料だけを使って栽培しました。

葉や木を見ると非常に良く生育していそうですが、土の中はどうでしょうか。

 

 

立派なジャガイモがたくさん穫れました!

掘り上げたばかりのジャガイモは触ると皮がはがれやすく、はがれた部分が黒ずんでしまうので、できれば2~3時間程度そのまま畑で乾かしてから集めた方が良いそうです。

 

シンプルにふかしてじゃがバターでいただきましたが、有機栽培の成果?なのか、とても味が濃く、ホックホクで、旨味が多いというか、まぁとにかく「旨かった!」です(笑)

 

 

続いてスイートコーン。台風や獣害などで2年連続収穫出来ていないので、今年こそはちゃんとしたものを収穫したいところ。

 

受粉の仕組みやどこに実が付くか、また虫の付きやすい部分への対策など実物を見ながら説明。参加者からも次々と質問が出て活気あふれる実習となりました。

 

 

そしてナス、ピーマンの仕立て方に移行。行灯を外し、竹を使って1本仕立て~3本仕立てまで、それぞれやり方を実演。生育状況に合わせて1本にするか3本にするかなど判断します。

ちょうど週明けに台風が来るので、タイミングばっちりです。

 

雑草取りもみんなでします。

 

 

次にサツマイモを植え付ける畝づくり。

通常よりちょっと広めに畝幅をとりました。

畝の作り方では、クワの使い方、マルチの敷き方なども学びました。

「10回聞くより、1回やった方が覚えるよ」と先生。

間違えても良いのでどんどん積極的に作業しましょう。逆にセミナーで失敗しておいた方が、自分でやるときに注意してやるのでミスは少なくなります。

 

 

ここでいったんお昼休憩。

中にはお弁当を持ってきて、実習している圃場で農村の風景を楽しみながら食べている人も。

 

午前中の収穫物↓ 男爵とキタアカリとピーマン少々。

 

 

 

午後はサツマイモの植え付けからスタート。

講義で習ったようにナナメや船底型に植えていきます。

 

「農業」ではいかに効率よく作業するかを考えてやりますが、農的生活を目指すこのセミナーでは、作業自体も楽しみながら行います。

初参加の方も徐々に打ち解け、すべてが初めてという作業も楽しんでくれているようです。

 

そして大人だけでなく、最初は初対面で照れ臭そうにしていた子供たちも、いつの間にか、すっかり仲良くなり、畑で一緒に遊んでいました。

 

 

田舎の空気とのんびりした里山風景の中で一緒に土いじりすることと、この馴染みやすい雰囲気を作ってくれている参加者皆さんのお人柄のおかげで、大人も子供もリラックスして、すぐに仲良くなれるセミナーになっているなぁと感じる一幕でした。

 

 

続いてカボチャとスイカの整枝。

実物を見ながら説明。

そして実践。

 

 

次にトマトの芽かきです。どこの部分を取ればよいか、こちらも実物で説明。

 

そして雨除け設置です。

 

美味しいトマトを作るためのひと手間。

雨にあたると実が割れてしまうので予防のための雨除けを設置します。

 

 

こちらはバジルと空心菜の定植。

 

バジルについては、挿し木での増やし方、保存方法などもアドバイザーから紹介され、生活目線の実用的なお話も聞けます。

 

空心菜は、以前直播きしたところに補植しました。

余った苗は、参加者のお土産に。自宅でプランターでも十分栽培できます。

今年も簡単手作りバジルソース作りたいと思います!

 

 

これで本日の作業は終了。

 

 

セミナー室に戻り、ちょっと一息。

そして、先生から復習と、今回はモグラ対策のお話。

モグラは地面から20㎝くらいの深さにトンネルを掘り、地中の生物を食べます。その穴にネズミが入り込み、作物を食べてしまうので、まずはモグラを畑に入れさせないことが重要。ポリの板などを使った対策を学びました。埋め込む角度を間違えると意味がありません。「モグラの穴掘りはバック出来ない」がポイントです。

 

 

続いては有機栽培講座その3。

とその前に、この日、水分補給用に用意した「冷たい梅ジュース」のレシピをご紹介。通常は、氷砂糖などと漬け込んで、毎日振ったりして10日から1か月くらいかかるやり方が多いですが、この日紹介したレシピは、次の日には飲める作り方です!

アンケートにも多くの人が「おいしかった」と好評をいただいた手作り梅ジュース。お手軽に作れる方法があるんですね~。(レシピが気になる人はセミナーへぜひ!)

さて講座に戻りまして、今回はミミズのお話。

漢字で書くと「蚯蚓」。土づくりには欠かせない畑の生き物です。

この土壌生物の活動がどんな好影響を与えるか、こういった生物を増やすための土壌改良には何を使ったらよいかなどを学びました。

ミミズがいると土壌が豊かになる仕組み。有機栽培には大きなポイント。勉強になります。

 

 

そして講義の間に、さっき収穫したばかりのジャガイモ(小玉)を使って、ふくしまのソウルフード「みそかんぷら」を調理。

じゃがいもの皮には、ビタミンB2やカリウム、マグネシウム、鉄などのミネラル、食物繊維など多くの栄養素が含まれているので、皮ごと食べると健康にも効果的。

(ただし、皮ごと食べるには、良く洗って、緑になっていないかご注意を!)

ということで、小玉ジャガイモだから調理しやすく栄養も無駄なく摂れるレシピをご紹介。

 

デザートには、スタッフの家の庭で穫れた「びわ」も。

もちろん無農薬。旬の味はやっぱりおいしいですね。

 

さらにもう一品、午前中、安房農業事務所から説明もあった「鴨川七里」も。冷凍ものですが、やはり香りが豊かでおいしかったです。

 

 

おやつを食べながら、みなさん雑談、交流。

もうこの時間になると、わいわいガヤガヤといろんな話で盛り上がっています。

 

「全然知らなかった人たちが、セミナーでつながる」

 

この雑談会は、人と人がつながる瞬間、つながっていく様子が見られるので、とてもうれしい時間です。

あっという間に時間は過ぎ、本日はこれにて終了。

 

全部ではありませんが、参加者のご感想をご紹介。

 

・皆様とだいぶ顔なじみとなり、とても楽しく参加させていただいています。これからもよろしくお願いいたします。

・同年代のご夫婦が増えて、また楽しみが増えました。

・参加するたびにリフレッシュさせてもらっています。

・実際に家で野菜を育てていますが、自然とセミナーで学んだことを生かして、昨年よりも野菜が上手に育っています。

・本やネットで見るよりも、実際に体験できたことが大きかったです。

・畑の作業も本当に勉強になります。その他にも違う世代の方たちとの交流がとても楽しいです。

・実習で用意していただいた飲み物おいしかったです。

・あるものを活用してつくる!農業ってあまり身近でなかったからか、聞くこと聞くことが全て新しいです。

・モグラ対策はぜひやります。

・梅juiceがすっごいおいしかった!自分の庭とかで出来たものをとれたて手作りで、とても、本当においしいと思います!!

・夏ミカンの皮のピールがおいしいと聞いたので作ってみます!

・トマトの芽かきと雨よけ作りをやってみたい。ジャガイモが良く出来ていて感動した。

・2回目の参加でしたが、前回同様、生きた農業を教えて下さり感謝しております。ありがとうございました。

・クワの置き方や危険回避方法を覚えた。

・クワの使い方など参加者同士でも教えあうのが良かった。

・去年も習ったけど忘れてしまっていたので復習になりました。

・クワの使い方が難しく、先生に教わりながらの実習でした。もっと頭を使いながら実習も学ばねばいけないことが…

・いろいろと内容が濃くなり楽しいセミナーですが、もう少し終了時間が早かったりするとありがたいです。

  ⇒スタッフに一声をかけていただければ、早上がりも自由ですので、ご都合あるときはお気軽にお声がけください!

・参加者の多さにビックリ・・・活気があって良かった。

・全てが初めての経験だったので全てが勉強になりました。まずはトマトの脇芽摘みから始めたいと思います。

・初心者なので毎回すべてがスキルアップにつながります。

・有機、無農薬の農法をもっと取り入れてください。

・(前回セミナーで教わった)カリカリ梅をお友達に教え、喜んでもらえました。

・サツマイモの苗の選び方、植え方などが良くわかりました。ナナメ、直線、船底型が参考になりました。

・トマトの雨除けの理由などよくわかりました。

・サツマイモを作りたい。好きなので。

・スイカを作ってみたいかな。

・トマトの雨除け、ひもの結び方、道具が手近にないときの代用アイデアなど勉強になった。

・ソラマメの摘芯をしたら、例年よりも収量が増えた。

・久々の参加でしたが、人数の多さにびっくりしました。

・先生が作業の後で着替えているのでオシャレな面を見て感心しました。

 

最後に、プロモーションビデオの撮影をお願いしたネットプランの方からいただいた一言。

 

「ストレスフリーな感じで、すごくいい雰囲気!初めて参加した人もそんな風に全然見えないし、自分も20年前の移住者だけど(移住するときに)こういうセミナーやってほしかった。この雰囲気を伝える映像を作るのは責任重大だよ!」

 

と、お褒めの言葉をいただきました!

みなさん、ご意見ご感想ありがとうございます!

 

次回は6月22日の金曜日。集合場所は「里のMUJI みんなみの里」開発工房セミナー室です!

お車でお越しの方はみんなみの里南側に臨時駐車場がありますので、そちらに駐車をお願いいたします。

 

作業内容は

・夏野菜の管理(できれば収穫も)

・セロリの鉢上げ

・ジャガイモ、ニンジンの収穫

・有機栽培用堆肥の切り返し

など。

有機栽培講座その4や、収穫野菜でおやつ作りなども予定しています。

 

毎回参加受付していますので、年度途中からでも参加OK!参加初回は無料で体験できます!

お申込み、お問い合わせは鴨川市ふるさと回帰支援センター事務局(04-7094-4600 又は info@furusato-kamogawa.net)まで!

日程や詳細はこちらをご覧ください!⇒パンフレット

 

2018年06月12日