流しそうめん、採れたて夏野菜、氷水で冷やしたスイカ、「日本の夏」を満喫!!≪ふるさと鴨川通信No.144≫

2018年8月4日(土)晴れ

 

7月の中旬から8月前半にかけて、鴨川はお祭りシーズンです。各地域で毎週のように祭礼があり、この日も、山側では大山地区、海側では浜荻地区で地域の夏祭りが開催され、大変賑わいを見せています。

 

地域の特色や住民の人柄を知るには、その地域のお祭りを見るのも一つの方法かもしれません。

9月、10月にも鴨川市内で秋祭りのシーズンがありますので、ぜひ鴨川に遊びに来てください。

 

 

さて、今回の帰農者セミナーは、この暑さにも関わらず、25名ものご参加をいただきました!ありがとうございます!

初参加の方も3名いらっしゃいました。遊びで家庭菜園を始めたがハマってしまい、もっと勉強したくなって参加した方や、鴨川で二地域居住をしていて、この秋に完全移住を考えており就農も視野に入れているので参加した方など、参加理由は様々です。今後ともよろしくお願いいたします。

 

そして今回は、参加者同士で話が盛り上がり、企画提案があった「納涼!流しそうめん」を実施しました!様子は後程。

 

まずは日程説明。

9:30~開講並びに日程の説明 
9:45~座学:本日の実習について         
10:30~実習:ふれあい農園にて             
「播種」 抑制カボチャ(ポット)キャベツ(ペーパーポット)ニンジン(直播)
「移植」 芽キャベツ (トンネル防虫)※台風予報を考慮し中止
「管理」 雑草防除、片付けなど
「収穫」 カボチャ、スイカ、空心菜など夏野菜全般    
11:40~竹細工、 昼食準備  “夏野菜の揚げびたしと流しそうめん
15:10~座学:有機栽培講座 その6  「土づくり」
15:40~質疑応答・アンケート記入・次回案内・解散 

 

そして、先生から今日行う作業と、扱う作物についての解説です。

 

抑制カボチャについては、品種の特徴や、播種適期、播種するときの種の向きや覆土の厚さ、定植時の苗の状態、雌花の雨よけ風よけ、人工授粉の方法や交配後何日で収穫、などなど基本的なことから大事なポイントまでを勉強。風除け用に周りに植えておくとよい作物やそれを若いうちに刈って土にすき込むと肥料にもなるとのお話も。

毎年セミナーで作付けしていますが、初めて聞く人は新たな知識として、昨年も聞いた人は復習。その年の天候や条件によって、出来の良し悪しもあるので、注意するポイントなど何度聞いても勉強になります。

 

 

講義が終わり、圃場へ。

この日は最高気温31℃の予報でしたが、湿度は低めで、風もあったので若干過ごしやすい一日となりました。暑いのは暑いですが。

 

さっそく収穫から始めます。

今年はオクラがたくさん採れています。

 

ジャンボきゅうりになってしまったものも(汗)

 

こちらは個別で落花生についてレクチャー。

 

ナス、ピーマン、トマト、ミニトマト、空心菜、オクラ、スイカ、カボチャ、地這きゅうり、バジルとたくさんの収穫物。

オクラについては、収穫しながらお勉強。木の生育が止まり、収穫が終わったら、地面から27㎝くらいで茎を切ると、第1葉から再度成長し、再び収穫ができるそうです。すごいですね。

 

 

続いて雑草取り。この時期、雑草の憎らしいほどの力強さを痛感します。

でも、みんなでやるとあっという間にきれいに。

 

 

サトイモは横芽をカットし、土寄せ&草マルチ。乾燥を防ぎます。

作業しながら、解説もしてくれるので、非常にわかりやすいです。

 

次はニンジンの播種。発芽状況が悪かったため追い撒きです。

 

そして、抑制カボチャのポットへの播種、キャベツのペーパーポットへの播種を行い、本日の圃場での作業は終了。

予定の1時間はちょっとオーバーしてしまいましたが、お昼前にはセミナー室に戻ってこられました。暑い中お疲れさまでした。

 

本日の収穫物!!

 

 

そして、お待ちかねの流しそうめんの準備に。

竹割りと器、箸作り班と、調理班に分かれ、準備スタート。アドバイザーを中心にみなさん手際よく協力して作業に当たります。

 

まずは竹を洗います。

 

太い竹を真っ二つに割り、節を木づちで抜いていきます。

 

脚を作って組んでいきます。

 

こちらは調理班。そうめんと採りたて夏野菜で揚げびたしを作ります。

 

竹の器に盛り付けると一気に高級感が。

 

竹を割ったり切ったりするところから流しそうめんをやるのは初めてという方や流しそうめん自体も初めてという方が多く、みなさん作業中も楽しそうでした!

先生も鉈を上手に使い、箸を見事に作っていきます。

 

全長約10mの流しそうめん台が完成!水を流すといい感じに「涼」の雰囲気が。

 

揚げびたしやお漬物などを運び、流しそうめんスタート!

 

涼しげにそうめんが流れていきます。たまに、薄切りキュウリやミニトマトも。

揚げびたしも絶品!とれたてはやっぱりおいしいです。あっという間に完食。

 

 

そしてデザートはこれまた先ほど収穫したスイカを氷水で冷やしておいたものです。今年のスイカも甘くおいしく出来ました。

 

流しそうめん、とれたて夏野菜、そして氷水で冷やしたスイカを屋外でみんなで食べると、まさに「日本の夏」を感じます。

暑さも忘れてみなさん楽しそうに、おいしそうに食べていました。

 

 

楽しい昼食の後はみんなで片付け。ここでも皆さん協力して作業。初参加の方も進んで動いてくれました。ほんとに皆さん感謝です。共同作業が率先してやれるということも田舎暮らしを楽しむスキルの一つですね。

 

片付けも終わり一息ついて、今度は先生から椿のお話です。

植物の不思議な特性を利用した接ぎ木など、日本ツバキ協会の理事でもある先生から椿の魅力について熱い講義がありました。

 

続いては、有機栽培講座、の前に恒例となりつつある田舎レシピのご紹介。

今回はナスのからし漬け、カリカリ梅で使った赤シソの利用法、青シソのしょうゆ漬けです。ちょっとした工夫で、おいしく、無駄なく食べることできます。

 

レシピの紹介の後は、アドバイザーから、急遽マムシについてのお話も。

自然豊かな環境で田舎暮らしをと考えている方に、とても重要なお話です。場所にもよりますが、田舎暮らしでは自然が身近な分、危険な生物が身近にいることがあります。

そういった環境での注意点や対処法、万一被害にあってしまった場合の処置など、生活に必要な知識や道具を紹介してくれました。

楽しむだけじゃなく、実際の生活で気を付けなければならないことも体験を踏まえて教えてくれる帰農者セミナー。とても参考になります。

 

続いて、有機栽培講座その6に入ります。

今回は土づくり。

有機栽培で最も重要視される、作物の生育を支える土壌肥沃度の向上と、良好な生育環境を支える土壌の物理性や生物性の向上についてお話がありました。

一見すると難しそうですが、要は、化学肥料などを使わずに、どうやったら「良い」土壌になるかというお話。

微生物や緑肥植物、余分な養分を除去するクリーニングクロップのお話や、「土を豊かにするためにもみがらをかなり混ぜ込んだけど、大丈夫ですか」という質問には、もみがらが分解されるときに窒素が消費されてしまうため、入れすぎると窒素飢餓になってしまうのでご注意をという話、有機栽培で窒素成分を補うための方法は・・・と理論的かつ実践的なお話がたくさん聞けました。

 

そしてこの日のセミナーは終了。

この日は、たくさん収穫できたので、お土産もたっぷり!

 

 

野菜づくりの基礎的なお勉強、実習から、納涼企画の流しそうめん、田舎レシピの紹介、危険生物のお話、そして有機栽培の高度な質疑応答まで、かなり幅広い内容となりました。

 

田舎暮らし、特に農的生活を楽しむには、いろいろなことを自分たちでやらなければなりません。楽しいだけでなく大変な部分もあります。逆に言えば、「分業」された都会では味わえない、自分で全部やれる楽しみがあるのかもしれません。もちろん一人でやれることは限界がありますが、田舎ならではの「つながり」を大事にすると、思っていたこと以上のことができてしまったという方もたくさんいらっしゃいます。

移住や田舎暮らしを検討されている方は、ぜひ帰農者セミナーに参加して、そういった人のお話を直接聞いてみてください。説明会方式ではなく、圃場での作業中や雑談の時間など個別に話ができる機会がたくさんありますので。

 

解散後に3組ほど個別の相談。移住に向けて少しずつ具体的なお話を進めていきました。

うち、お一人は空き家の見学にも。急遽だったので内覧までは出来ませんでしたが、関心ありとのことでした。

 

今回の参加者のご感想。

 

Q1.本日のセミナーでスキルアップになったと感じた内容を教えてください。
 
・オクラ収穫後27㎝位で茎を切ると第一葉から再度成長し再収穫できる!!
・人参は光が好き。覆土は乾いた土がいい。 
・里芋の横芽のcutや盛り土の実施をして勉強になった。家でも横目があって悩んでいたので良かったです。
・マムシ家の中にいたりなど噛まれた時の対処のやり方、器具の使い方など。近くにマムシがいる事にびっくりしました。
・抑制カボチャの栽培ポイント(8/10までに播種 本葉2枚で定植 防風ネット掛け 9月上旬開花 秋雨対策で雄花に雨よけ 雄花取って雌花に人工授粉 交配後50~55日で収穫(11月中旬)など)
・サトイモの草マルチ。思ったより多く使うのだと知りました。マムシに要注意!緑肥や炭素率など土壌作りはとても奥が深いと知りました。
・サトイモの土寄せなど実地にやり身につきました。
・竹の割り方
・もみがらの使い過ぎで窒素飢餓になる。
・野菜の切り方がわかりました。
・マムシ対策、ツバキの接ぎ木、緑肥植物の話などおもしろかった。
・竹を切り、流しそうめんセットを作る技を学びました。
・土づくりはなんとなくわかった感じで、抑制カボチャについてはいろいろと勉強になったと思うし、サトイモは大量の肥料がいると気付いた。
・そうめん流しと夏野菜の素揚げ、風よけの考え方
 
 
Q2.セミナーで得たスキルを実際に試してみたエピソードを教えてください。(または試そうと思っていることでも・・・)
 
・シソを何本かいただいて帰りプランターに植え薬味に少しづついただいてます。
・セミナーでいただいたさといも、家で土の袋のまま育てています。今のところ順調です。
・セミナーの空心菜をそのまま植えたら育つとの講師の話でそのまま畑にさしただけで育ってしまいました。びっくり!!
・接ぎ木の説明を聞いて新しい色の花が咲くのは面白そうだなぁ~と思いましたが難しそうです。
・抑制カボチャの栽培を来年チャレンジしたいと思います。
・いただいた枝豆の種をさっそくまいてみたいと思います。
・土壌に関しては大変勉強になりました。持ち帰ってためしてみます。
・トマトの芽かきを自分のミニトマトでやってみましたが、今年は猛暑で木自体が枯れてしまいました。
・野菜の料理
・これからカボチャを植えてみたいと思います!あとはコーンに水をやり過ぎているかもとわかりました。
・カリカリ梅をお友達にススメてみました。たまたま値引きした古い赤シソしかなかったのでそれを使ったら、赤い色がきれいに出なかったので、安くても買わないほうが良いと思いました。
 

Q3.安全で有意義なセミナー運営にむけてご意見等お聞かせください。
 
・暑さ、虫、ヘビ、イノシシ、ハチ等危険な生き物についての知識も教えて欲しいです。
・今の時期何と言っても危険は熱中症でしょう。セミナー参加者お互いに体調変化の気付き、声掛けが大切だと思います。
・参加者に小さな土地を何坪でも割り当て、作業や作物ができるようにすると、すぐに実践出来たり、来るのがより楽しくなったりすると思いました。
・収穫野菜の保存方法を教えてほしい。カボチャ、サツマイモ、ニンニク、タマネギ etc
・最近のセミナーでやっていなかった農具の使い方や手入れの仕方、研ぎ方、刈払器の使い方等の講座を設けてもらいたい。
・アドバイザーのマムシ話は大変貴重でした。
・もっと有機的に全体的にやってもいい気がします。
 

Q4.その他、感想など・・・
 
・流しそうめん、竹の器、夏野菜の煮びたし、外でみなさんと食べるスイカ!!楽しくいただきました。
・久しぶりの参加となりました。2年目となりましたが昨年と同じ野菜を育てると復習になっていいですね。竹の器とはし、とても気に入りました。持ち帰りさせていただきます♪
・本日の流しそうめん企画は夏のイベントとして楽しかったです。竹の器やハシ、スイカもおいしかった。
・いつも楽しく体験させていただきありがとうございます。竹もらいました。スタッフの方々には感謝です。
・初めての流しそうめん家族で楽しめました。
・セミナーとは関係ない話ですが、みんなみの里でイチゴ観光農園をされていますが、イチゴ栽培の管理(特に最新の養液栽培方法)を見学できないでしょうか。(そろそろ定植の時期かと思います)紹介いただければ連絡・交渉します。(実家が農家でイチゴハウス栽培していました)
・流しそうめん、ナス、カボチャの素揚げなどとてもおいしかったです。スイカも甘く暑い中がんばったかいがありました。
・レベルが高く非常に中身の濃い時間を過ごせました。参加者の皆様のレベルの高さに感激しました。
・就農に向けて準備中なので参考になりました。
・流しそうめん、すいか、大変楽しく、かつ、おいしかったです。
・人生初の流しそうめんでした!ありがとうございました!
・“流しそうめん”楽しくておいしかったです。大成功!
・いろいろ勉強になりました。
・そうめん流しで大変楽しい時間を過ごせました。準備方々ありがとうございました。
・竹からセットを組み立てて流しそうめんをしたのは生まれて初めての経験なので大感動、いい夏の思い出になりました。デザートのスイカも最高でしたね。ありがとうございます。
・「日本の夏」を満喫しました!流しそうめんにとれたてのスイカ。完璧でした!スタッフの皆様ご準備ありがとうございました。
・流しそうめんは楽しかった!
・今日の流しそうめん楽しかったです。またイベントしたいですね。
 

 

さて、次回の帰農者セミナーは8月24日(金)です。

予定は、

・白菜の播種

・今回できなかった芽キャベツの定植

・夏野菜の収穫と管理

などです。

 

まだまだ暑いので、また何かお楽しみ企画ができればと思っていますが、決まったらホームページでお知らせいたします。

 

毎回参加受付していますので、年度途中からでも参加OK!参加初回は無料で体験できます!

お申込み、お問い合わせは鴨川市ふるさと回帰支援センター事務局(04-7094-4600 又は info@furusato-kamogawa.net)まで!

日程や詳細はこちらをご覧ください!⇒パンフレット

2018年08月09日