燻炭づくり と 焼き芋 ≪ふるさと鴨川通信No.150≫

11月に入っても20℃を超す日が続き、鴨川でも桜が狂い咲きするような気候です。

 

11月の帰農者セミナーでは、10月に収穫したサツマイモの糖が上がってきて、肌寒くもなるだろうし、焼きたての焼き芋を食べて晩秋の雰囲気をみんなで楽しもうと思っていたのですが、思惑は外れ、日中は作業すると汗をかくほどの陽気。

 

ではありましたが、第15回のセミナーでは、 燻炭づくり の実習と併せて、焼き芋イベントをやりました。

あくまで、土壌改良資材の 燻炭づくり の勉強のついでにやる焼き芋イベントであり、焼いもやるから燻炭も作ってみようというわけではありません(笑)

 

この日のスケジュール(予定)

 

9:30~開講並びに日程の説明 
9:45~座学:本日の実習について         
10:30~実習:ふれあい農園
「土壌改良」燻炭づくり(&焼き芋)
「定植」ミズナ ソラマメ チンゲンサイ スナックエンドウ
「管理」葉菜類害虫防除 下葉かき 土寄せ 雑草処理
「収穫」セロリ ナガイモ 空心菜(片付け) サトイモ(試し掘り) オクラ(種取り&片付け)
※途中、昼食(各自)休憩

15:30~質疑応答・アンケート記入・次回案内・解散

 

帰農者セミナー参加者が鴨川へ完全 移住。

そして、座学に入る前に、セミナーに参加しているご夫婦が、今月、鴨川へ完全移住して市民となりましたので、みなさんにご報告しました。

改めまして、ようこそ鴨川へ!これからもよろしくお願いいたします。

 

そして座学へ。

この日に定植する作物について、それぞれ湿害や冷害に弱いもの、風対策が必要なもの、適した土壌酸度など、作物ごとに気を付けるポイントと、稲わらや葉の付いた竹など身近にあるものを使う対策を学びました。

その他にも育成に適した温度幅に合わせた植える時期、育成が進む時期と抑制される時期、虫に気を付ける時期など収穫までの全体的なポイントも。

また、今回も実際植える苗を見ながら、良い苗、悪い苗の見分け方はここを見るんだよということを実物で確認しました。

 

続いては圃場へ移動し実習。

まずは、 燻炭づくり から。

 

火おこし。

 

火の上に燻炭器を被せて、まわりにもみ殻をかけていきます。

 

 

ところどころ黒くなってきたら、灰にならないようにかき混ぜたり、上からもみ殻を追加して、これを繰り返していきます。

 

一人見張り番を残して、その間に他の作業を行います。

 

ソラマメ定植

スナックエンドウ定植

チンゲンサイ定植

葉物をメデミテテデトール。

 

そして、燻炭づくりの方に戻り、ちょっと時間的には短いのですが、冷ましたりする時間を考えて、ここで、厚さ10㎝ほどに広げ、水をかけて火を消します。

よーく冷まさないと時間が経ってからでも自然発火するので注意。

 

 

今回は、時間も限られているため、少量しか作りませんでしたが、時間も短く、燻し残りが結構ありました。

それでも概ねOKということで、保水性、通気性、排水性の改善、土壌微生物の増殖、酸性の中和、消臭といった土壌改良に効果がある燻炭に、みなさん関心高いようでした。

 

残った炭を移し、今度は焼き芋です。

本当は、燻炭を作りながら焼き芋も同時にやりたかったのですが、セミナーで初めての挑戦ということもあり、ちょっと段取りうまくいかず、今回は別でやることに。

洗ったサツマイモを濡れた新聞紙とアルミホイルでくるみ、火の中へ投入して、ここで、一旦お昼休憩。

スタッフは火の番人で圃場に居残り。

 

田園風景の中でお弁当。のんびりとした時間が流れます。

 

午後再開。

セロリの収穫や空心菜収穫&片付け、ミズナ定植とオクラ種取り&片付けと続き

 

芽キャベツは下葉取り、スティックブロッコリーは側枝を増やすため、主枝にできた花蕾を摘芯します。ほかにもネギやサトイモ、ジャガイモに土寄せしたり、ソラマメの間に余ったチンゲンサイの苗を定植して、作物の生育度合いを利用した畑の有効活用法と盛りだくさんの実習。

 

まだまだあります。

長芋の試し掘り。クレバーパイプを使った株と普通に植えた株があります。

通常の植え方でやったものは、圃場の下地(40~50㎝より下)がかなり堅かったため30㎝くらいにしか生育していませんでした。掘るのも大変。慎重に掘っていかないとイモを傷つけてしまいます。

一方、クレバーパイプの方は簡単に引き抜け、中身を取り出すと「お~!」という歓声が。かなり長いものに育っていて、掘り上げるのもかなり楽でした。

栽培方法で生育にも収穫の手間にもかなりの差が出るというとても分かりやすい結果となりました。

 

ここで参加者から「次回のセミナーで、収穫した長芋を使ってとろろご飯どうでしょう」というご提案。

であれば、また羽釜でご飯炊いて、2月にセミナーで仕込んだ味噌も出来上がっているので、サトイモやゴボウ、ネギ、カボチャ、ダイコン(間に合えば)などなど収穫した野菜で豚汁でも作って、昼食会しましょうかということに。

また参加者の発案からお楽しみ企画ができました!

 

そして有機区画(無農薬、ぼかし肥料のみ使用)で栽培したサトイモの試し掘りも。参加者のお土産分だけ収穫しました。なかなかの出来です。

最後にカボチャの管理をして作業は終了。

 

焼き芋のできあがりを待ちながら、今回は青空教室で本日のおさらいと質疑応答しました。

 

そしてついにイモが焼き上がり、みんなで試食。

前回のお土産の余りものだったので、6種類まぜこぜで、焼き芋に適してない品種を食べた人はいまいちの表情(汗)

しかし最後には当たりを引いて、何とかギリギリ成功?かなという感じでした。

来年は、焼き芋に適した品種だけを保存して、燻炭づくりと同時進行で出来るよう、焼き芋リベンジしたいと思います。

 

参加者のご感想。

 

Q1 本日のセミナーでスキルアップになったと感じた内容を教えてください。
 
・スナップエンドウ、ソラマメの育て方。十字科=大根、カブなど花びらが4枚のものという専門用語
・燻炭づくり、寒さ対策
・オクラの種が房の中で黒くなっているものと青いままの区別で種として使えるものの違いが分かり、お土産に頂き、播いてみます。
・発芽時期について、日当たりが重要なことと人参と大根、菜花では違うことが分かりました。
・スナックエンドウの講義通りに実践したいと思います。
・スナックエンドウ、ソラマメについて、温度、湿度、肥料のやり方などが良くわかりました。
・全て。
・土寄せの理由、寒さ対策が詳しく知れてよかったです。
・スナックエンドウとソラマメの管理の仕方、それぞれの特徴、違いについて勉強になりました。
・スナックエンドウの風対策等が参考になりました。燻炭づくりは見る機会がなかったので、楽しく見させていただきました。
・圃場の有効活用。ソラマメが大きくなる間にチンゲンサイをうねの間に植えて収穫できる。
・もみ殻から作る燻炭づくりがおもしろかった。家でも作ってみたいです。(火事注意!)
・ミズナの小さな苗の定植に気を使いました。ここからどこまで育つのか楽しみです。
・もみ殻燻炭の作り方、ソラマメ畑のスペースにチンゲンサイ(空地の有効活用)
・ながいもやめきゃべつのとくべつなせいり、もみがらのくんたんのつくりかた。
・スナックエンドウとそら豆の定植のやり方。生育のしかたや土の質などを教えて頂きスキルアップになりました。はじめに植える時期が大切なことを学びました。
・燻炭づくりが大変興味深く学べました。
・ソラマメ、スナックエンドウの栽培管理(防風、防寒、湿害注意(畝高))
 
 
Q2 セミナーで得たスキルを実際に試してみたエピソードを教えてください。(または試そうと思っていることでも・・・)
 
・いつかこちらに来たら、燻炭づくりは是非やってみたいです。
・ジャガイモの土寄せ
・セロリの収穫をした後の料理方法をご指導してもらったのでやってみます。セロリの葉っぱが固くても食べてみます。
・キョンに食べられた枝豆は実が成らずに残念でした。防護ネットを取り外し、他の野菜を植えてみます。
・山芋のトイ栽培はとても興味がある。掘る手間がかからず、なかなか上手に育成して感心した。
・長イモをやりましたが台風で葉が枯れてしまい、ダメになってしまいました。
・芽キャベツの管理等、実習中に学んだことをすぐに活用したいです。
・燻炭を畑に混ぜて、野菜を育ててみます。
・もみ殻がたくさんあるので燻炭づくりはチャレンジしてみたい。里芋畑の土寄せは我が家もやらなければと思いました。
・しにそうのオクラをしまちすることで、オクラのたねができそうでよかったです。
・将来、自分で畑をやった時に今回教わったことをチャレンジしたいと思います。
・焼き芋のテクニックやってみたい。
・玉ねぎ植えます。(明日)
・ソラマメ、スナックエンドウともにすでに定植していますので、セミナーで教わったことをチャレンジ、無事収穫したいと思います。
 

Q3 安全で有意義なセミナー運営にむけてご意見等お聞かせください。

・収穫のお手伝い等、一時的に人手が欲しいとか情報があったら教えてほしいです。(人手不足の解消と交流にもなり楽しそう。)
・火を扱っている時は子供の動きに注意
 

Q4 その他、感想など・・・ 
 
・焼いもに向く種類、向かない種類があるんだなぁと。セロリのお土産が楽しみです。
・ようやく皆様となじんできました。
・鴨川市の人口増加がセミナー参加者から出たことは、スタッフの皆様の努力があったことが大きいと思います。農業人口の増加もあると思いますが、次のステップにしましょう!!
・焼きいもが美味
・燻炭づくり初めて見ました。作れないとは思いますが、参考になりました。焼いも最後に美味しいのが来て、うれしかったです!
・ごちそうさまでした。
・今住んでいるところでは、なかなか体験できない焼き芋。準備をして待つ間、焼きあがってアルミを開くわくわく感、食べた時の感動、とても新鮮な気持ちになりました。
・次回のとろろかけご飯、とん汁を食べられないのが残念です。
・焼き芋、おいしかったです。私は当たりでした。燻炭づくり、良い体験でした。
・じっくり焼き上げたおいもがおいしかったです。種類によって食感が違い、食べ比べが出来ました。
・焼き芋が美味しかったです。種類によって味が違うことを改めて実感しました。
・前回の鴨川七里はゆでてすぐにとても香りがよく、味もよく、とてもおいしくいただきました。来年も是非また食べたいと思います。
・一つ一つが新しい知識で勉強になります。
・焼き芋が…。
・焼き芋おいしかったです。毎回楽しんでおります。
・燻炭づくりは参考になりました。いつか機会があれば自分もやってみたいと思います。
 
 

さて、次回は、12月14日(金)です。

今年最後の帰農者セミナーは、冬の収穫祭!
里芋、ごぼう、長芋、長ネギ、ビーツ、ハクサイ、キャベツ、芽キャベツ、スティックブロッコリー、セロリ、カボチャ、ジャガイモ、大豆、大根(おろぬき)と、冬なのに南房総鴨川では、こんなにたくさんの収穫物が!
 
これらの収穫野菜を使って、「とろろかけご飯&セミナー特製の味噌と野菜を使ったとん汁」昼食会を実施したいと思います!
 
 
毎回参加受付していますので、年度途中からでも参加OK!参加初回は無料で体験できます!

お申込み、お問い合わせは鴨川市ふるさと回帰支援センター事務局(04-7094-4600 又は info@furusato-kamogawa.net)まで!

日程や詳細はこちらをご覧ください!⇒パンフレット

 
 

2018年11月14日